自閉症 特徴

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自閉症の特徴

自閉症は、ことばを聞いただけで何となく「心を閉ざしている」とか、「引きこもっている」というイメージを抱きがちです。そのために、「自閉」ということばだけが一人歩きして、ショックな出来事があって心を閉ざしてしまったというようなとらえかたをされてしまうようです。テレビドラマでもそのように扱う場面があったりします。

まわりの愛情が足りなくて自閉症になった」とか、「テレビを見せてばかりいたから自閉症になった」とかいうのは間違いです。自閉症は、生まれる頃からの、脳の神経の発達が障害されておこる状態です。ただ、このような障害がどうして起こるかはまだわかっていませんが、家庭の環境や、親の育て方が原因でおこるのではないことははっきりしています。

自閉症の特徴ですが、私たちとの違いは、感じ方が違うということです。視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚、五感全ての感じる力が私たちとは違うらしいのです。目も耳も異常はないように見えるのに、その感覚をつかさどる機能がうまく働いていないと思われます。言葉の発達の遅れ、脅迫的な常同行為、知的発達の遅れ(知能指数(IQ)でみると、約80%の子どもは正常よりも低い値)が自閉症の特徴、判定基準になります。さらに、相手のことばの理解や要求の伝達といったコミュニケーション能力に比べ、形や色を区別したり数字や文字を覚えるといった視覚的認知や機械的記憶を得意とする子どもが多くいます。小さいうちに数字や文字が読めたりするので、知的な能力は問題ないと考える方もいますが、ことばをコミュニケーションの道具として使えないことから、さまざまな不適応を起こすことになります。

スペクトラムという言葉

1つの現象の中に幾つかの要素が含まれるという意味を持つ、スペクトラム。したがって移行、「連続体」と解釈できます。「自閉症スペクトラム」とはローナ・ウイングが1996年に提唱した概念で、カナーの提唱した自閉症に、アスペルガーの提唱したアスペルガー症候群、さらにその周辺にあるどちらの定義も厳密には満たさない一群を加えた比較的広い概念であって、社会性・コミュニケーション・想像力の3領域に障害があることで定義されます。

「あるべき援助のタイプ」を教育、福祉、雇用、医療などの側面から考えるとき、自閉症かアスペルガー症候群か、あるいは高機能自閉症か、「他に分類されない広汎性発達障害」かというサブカテゴリー診断に拘泥するよりも、「自閉症スペクトラム」として捉え「自閉症」に準じた援助を行うのが有用であるからです。「スペクトラム」とは連続体という意味であって、典型的な自閉症からアスペルガー症候群、重度の知的障害をともなう例から知的な遅れがない例まで、連続した一続きのものとみなします。幼児期にはカナータイプの行動特徴を示しても、年齢が長ずるとアスペルガータイプに近くなる子ども多くいるが、これはスペクトラム概念では当然のこととみなされます。

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